健康被害が大きいアスベストを除去
ASBESTOS REMOVAL WORK
定められた工法で除去作業を行わなければならない目に見えないくらい細い繊維のアスベストを専門知識を持った作業員が丁寧に施工いたします。事前調査から完成の工程まで徹底して行い、お客様が健康被害に遭わないために確実に除去いたします。ミスや漏れがないように一つひとつ丁寧で正確に作業いたしますので完璧な安心安全の仕上がりをお客様にお届けいたします。
アスベスト除去工事
アスベストによる健康被害
アスベストは、目に見えないくらい細い繊維のため、気づかないうちにアスベストを吸い込んでしまい、肺の中に入ってしまった場合、これが肺組織に刺さります。肺組織に刺さったアスベストは、15~40年もの潜伏期間を経て、肺がんや悪性中皮腫(悪性の腫瘍)を引き起こすのです。日常生活を営む上ではアスベストを吸引することはありませんが、高濃度に飛び散ると、長期に渡って大量に吸い込んでしまうことになり、そこで暮らす人々の健康状態に大きく影響します。吹きつけアスベスト等が使用されている建築物を解体、改造、または補修する場合は、アスベストを飛散させないために、慎重に工事を行う必要があります。松田工業では、皆様の健康をお守りするため、定められた工法に基づきアスベスト除去工事を行っています。
アスベスト除去工事の流れ
step1 着工準備
着工前に、必要な準備を整えます。 事前調査・作業計画書作成・届け出(工事開始の14日前迄)・石綿作業主任者選出・標識板の設置
step2 浮遊石綿濃度の測定
空気中に浮遊しているアスベストの濃度を測定します。ここからは、防護マスク・防護服を着用し、作業を行います。
step3 養生
設備・床・壁・配管など、除去したアスベストが付着しないようにしっかりと養生し、床養生は二重敷きにします。シートとシートのつなぎ目は、30cm以上重なるようにします。
step4 安全対策
クリーンルーム(セキュリティ)の設置
作業エリアへのゲートとなる部分を設置します。このクリーンルームは、外部と作業エリアを隔離する役割を果たし、外部へアスベスト漏出を防ぐための安全対策の1つです。作業後の、 防塵マスク・防護服に付着したアスベストを除去するためのエアシャワー等の設備も設置されています。
負圧除塵装置の設置
クリーンルームと同様の、安全対策の1つです。作業エリア内の空気を換気することにより、作業エリア内の気圧を外部よりも低い状態(負圧)を保つための装置です。高性能フィルターが装備されており、万が一養生が破損した場合にも、アスベストが外部へ漏出することを防いでくれます。
エアレススプレイヤーの設置
アスベスト除去前後の粉塵飛散防止抑制剤を散布するために使用する吹付機です。エアスプレーでは、エアの圧力によりアスベストが飛散する恐れがあるので、必ずエアレススプレイヤーを使用します。
粉塵飛散抑止剤吹き付け
エアレススプレイヤーを使い、アスベストの飛散を抑制するための薬剤を、施工箇所や養生に吹き付けます。
step5 アスベスト除去作業
スクレーパー・ブラシなどの道具を使い、アスベストを丹念に除去していきます。除去作業中にも適宜浮遊石綿濃度を計測し、エアモニタリングを行います。
step6 片付け・解体
養生を解体し、撤去した養生は、アスベストと同様に、二重の密封処理をします。その後はセキュリティも解体し、設置した機械類も搬出します。清掃真空掃除機を使い、隅々まで清掃して、工事完了です。